メゾン・ド・ヒミコ

メゾン・ド・ヒミコ 通常版 [DVD]
やっとこさ最初から観ました。
んー、でも断片的に美しいと思う映画でしかなかったなあ、私のアンテナには。
やたら美しいオダギリジョーと、あえてすっぴん近い感じにメイクダウンさせている柴崎コウ(でも魅力的なのがほほーと思う)の対比がいい感じ。

以下若干ネタばれなので(若干ですよ?)一応隠します。
オダギリジョーが中学生を威嚇するシーンとか、ディスコで「初めて化粧を直す」シーンとか、「美しい宝石(さくらんぼ)を食べるせりふ・シーン」とか、食べられている柴崎コウの足がアップで動くんだけどその足はペデュキュアも塗ってない素っ気無い色気のない爪先なのに逆に艶かしく感じるとか。そのあとたった一言でとどめを刺すところとか。田中泯がほぼ寝たきりで徐々に弱っていく演技をするところとか、最後のずるい台詞「あなたが、すきよ」とか。やけくそな「おはぎ。」とか。オルガンとオダギリジョー指揮による「母が教えたまいし曲」とか。ラストでオダギリジョーが着てた細身のVネックのリブニットとか(ここまでくると完全にただの私の好み)。
威嚇された中学生が手伝いに来てかわいがられる所は正直要らんと思いましたが。


あーでも全編通してジョー・オダギリの妙な色気?におなか一杯なのは前回と同じく。これって正解なのか、アクシデントなのか、監督の読み違いなのか。


わたくしちなみにちょっとしたコネで、ジョー・オダギリの若かりし頃の結構几帳面に綺麗に書かれた英語のレポートと、数人で写っているスナップ写真を見たことがあります(ただそれだけ。普通のそこら辺にいそうなカッコいい男の子でオーラとか全然ありませんでしたが)。