17歳のカルテ

初めて観ました。ずっと気になりつつ今に至ったのは恐れ故。今観るのはやばいかなと思いつつ、それにうすうす気づきながらそれでも手を出してしまうこの行為にはいったいどういう意味があるんでしょうか。
観終わったばかりなのであまり整理できないけど、メモ書き程度に。
そんなに酷く動揺はしなかったけど、じわじわ効いてる気がする。
内容に関して。ラストが性急な気がするのは気のせいか?矛盾だらけで理不尽で平凡な現実(病院の外)で生きる覚悟を主人公がどうつけたのかが重要だと思うのだけれど、(それに触れる表現がないわけじゃないけれど)そこを猛スピードで飛ばしてしまうから、あれでは「前向きに自分と向き合う」的、理解のない健常者?(=社会でも、常識でも、なんでもいいから反対側、病院の外の世界)サイドの安易な発想でしかないんじゃ?っていう違和感が。もう少し最後を丁寧にすればちゃんと伝わると思うんだけれど…。あと、『寛解』じゃなく『完治』のイメージで伝わってきたことにも違和感が。そんな簡単に、じゃあねばいばい、って出来ないところが一番辛いと思うんだけど…。
でも、観ておいて良かったと思う映画でした。もう少し精神状態が違ったらどう感じるだろうか、と思いました。多分、ちゃんと観れていない気がする。汲み取れていない気がする。もう一回みたいなあ。そのうちに。