ドレスデン国立美術館展−世界の鏡 @兵庫県立美術館

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ゲルマン諸侯の中でも最も古く、歴史を持つザクセン公国、その首都ドレスデンは今より約300年ほど前に最も栄え、その君主はアウグスト強王と呼ばれた。強王の時代を中心に世界各国から美術品が収集され、第二次世界大戦の戦火を逃れた貴重な作品が今回公開される。
という所までが今回の事前予習でした。なんてったって世界史に弱いので・・・。
7つの部屋に分かれて紹介されていました。

1章:美術収集室(クンストカンマー)  

  • コレクションの中心となった宮殿の中の美術収集室殻の展示。巨大集光鏡など美術性に富んだ実験道具などを展示。

2章:オスマン帝国  

3章:イタリア

  • イタリアの文化に憧れ、たくさんの絵画や工芸品を買い付け、画家を宮廷に呼びドレスデンの風景画を描かせたらしい。Mさんはここにあった「エルベ河左岸の砦の下から眺めたドレスデン」という作品を気に入っていました。曰く「はっきりした絵が好きみたい。」だそうで。

4章:フランス    

  • 絢爛豪華なフランス文化に憧れ、強王はフランス王のようにダイヤを収集したり大きな肖像画銅像を作らせたり。憧れてばっかりですな(笑)。ローズカットのダイヤモンド装身具一式はさすがに圧巻でした。お、重たそう…。バロック趣味丸出し。

5章:東アジア  

  • マイセン発祥を、収集した中国や日本の磁器や漆器と比較して展示。とてもわかりやすかったです。

6章:オランダ     

7章:ドイツ・ロマン主義  
19世紀に流行したロマン主義の作品を中心に展示。「月を眺める二人の男」は私も見た事があったような・・・。

展覧会もなかなかよかったですが、初めて出向いた兵庫県立美術館の建物自体もなかなか面白かったです。なかなか自分の思うように撮れないのですが、建物の中心に据えられた螺旋階段は渦巻き貝のようで美しかったです。