魔法の和食屋さん

昨夜の晩御飯は作る気力もなければ食べる食欲もないので、一昨日行こうかという誘惑にチラッと駆られた和食屋さんに行ってきました。Mさんがおいしそうに飲むビールは、頭は『いいなー旨そう!!』と言っているのですが、体が『無理無理無理無理!絶対無理!』と拒否するので、仕方なくあったかいお茶を入れてもらいました。突き出しの菜っ葉とお揚げのたいたんやあらだきに添えられたお豆腐がおいしかった(そのお店は突き出しだけで豆皿に5〜6品出てくる気の利いた店なのです。)。あと、出し巻きも、蓮根饅頭も、全部薄いお出汁で、ちゃんとなっぱはなっぱの味、豆腐は豆腐の味、蓮根は蓮根の味がして、「味わえるってことはちょっと治ったんだなあ。」と思いました。この和食屋さんは、しょっちゅうご飯が食べられなくなる私の緊急避難所なのです。ここにくれば、全然食べたくなくても、何か食べれて、食べ終わっても気持ち悪くならない。ここにくる度「おいしかった」と言えるってすごい事だなあ、そう思わせることが出来る人ってすごいなあ、と思います。プロのお仕事。
あんまり弱っていて本当にあっさりしたものしか食べないので、ママに「…もしかしておめでた?」と聞かれてしまいました。「こんなんばっかり食べてたら状況が状況だし誤解されるんちゃう?」という話をMさんとしていた直後なので思わず笑ってしまいました。でも。ママ、それはまだ無理なんですよ・・・。いろいろあって。でも状況に追い込まれているだけでなく、自分の意志としても、まだ無理、ですし。これについてはMさんにもご協力いただかなくてはね(笑)。←いや、実は笑い事ではない。