暖かいということ

どっちの回転もスキ


雪がちらつく外から部屋に入ったら、そこが暖かくて電気カーペットもほかほかで、少し涙が出て来ました。Mさんと朝出掛ける時、(彼は会社へ、私はその見送りと整体と朝ご飯を食べに。)私は慌ただしさに気を取られて、(正確には飲み込まれて)エアコンのタイマーを設定するというただそれだけを厭うて電源を落として玄関へ向かったのです。ピンク色のボタンを押して、ピッという音を聞いた瞬間(ほんの少し手間なだけなのに)と、自分に対して微かに腹を立てたのを思い出せるので、これが単なる消し忘れではなく、Mさんの仕業だということが私にはすぐにわかったのでした。
Mさんにしてみたらきっとほんの些細な事なのだろうけど、こういった、思いやりが姿を変えたしあわせやらを糧にしてしかもう生きられない、と、最近よく思います。そんな風に依存するのを以前の私は極端に恐れていたのですが、それはまた私がそれを切望(もしくは強い憧れ)していたことの裏返しであったのもまたおそらくは真実なのだろう、と、結婚を境にずるずるずるとそれを自分に許してしまった今、思うのです。


寒い季節、暖かい部屋で聴くべきBGM:YOU『カシミヤ
そう、今日はカシミアのカーディガンを着ています。カシミア好き。眠る時も冬は時々素肌にカシミアのセーターで。