キノコ工場で働いている。乾燥キノコを戻してパッケージングするのが一連の作業で、私はマッチ棒のようになったキノコをお湯で戻す作業の担当だ。お湯は熱すぎても温すぎてもいけないし、そおっと扱わないとかさが外れたり欠けたり軸が裂けたり石づきから折れてしまったりする。ぬるま湯に使った手はしわしわにふやけ、だんだんと小さなキノコが生えて大きく育ってくる。育つと根元からバッキリ折って足元のバケツに捨てる。私は、お湯で戻した乾燥キノコより断然こっちの方が美味しそうだ、と思っていっしょに働くおばちゃんに「この手から生えたキノコ貰って帰っちゃダメですかねえ。」と聞くと「なんやあんたキノコほしいんなら私のんもあげんでー。」「えーよーおばちゃんのも持って帰りー。」・・・他人の手から生えたキノコはさすがにちょっと食べたくない。結局「・・・やっぱやめときますわ。」と言って持ち帰らない事にした。


という夢を見た。


きのこ・・・。マッチ棒みたいなキノコは戻すと(市販されている所謂)しめじだけみたいな形になりました。私の中でのキノコ代表なんでしょうか。ま、「香りマツタケ味しめじ」って云いますしね。
・・・そういえば今年はマツタケ一口も口に入れる事無く旬が過ぎ去っていった・・・。都会の貧乏はいかんなあ。最上の貧しさだ。