四季

実家に帰ると必ずヴィヴァルディの『四季』を聴きます。実家のオーディオが私の家より100倍くらいいい音がするのでテレビなんて無粋なものはつけずに、一人の時は殆どクラシックかジャズをかけているのですが、四季は儀式のように必ず聴きます。そんなに好きな曲でもないはずなのに帰省した時に聴くと、いつ聴いても良いと思います。そしてまるで旬を味わうように「その季節の曲が一番良い」と思います。
今回は協奏曲ヘ短調作品8-4、つまり『冬』が一番良いと思いました。まだ私の頭の中の季節は春ではなく冬なんでしょうね。特に第1楽章の切ないくらいの厳しさと内から溢れる激しさ(ここが『夏』とは違う、と思います)そして第2楽章のうって変わったなだらかで柔らかな暖かさ、(暖炉の前で雪化粧の外の景色を見ているみたい)このギャップが好きです。
でももう三月。光の中にも少しだけ春の柔らかさがあるような気がして。昨日は従姉妹のあゆと「春の服」を探しに行って(私にしては思い切って中間色の)水色のシフォン地に花と蝶が舞うアシンメトリーフレアスカートと、グレイッシュピンクのサテン地にスパンコールや刺繍の入ったとてもオトメな服を探してきました。私にしては大冒険です。箪笥のコヤシにならずにこれから活躍してくれることを祈るばかり・・・。

ヴィヴァルディ:VN協奏曲集「四季」  実家で必ず聴くBGM:ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」
カラヤン指揮でウィーンフィルのもの。