いくつもの週末

指を美しく見せるという原点

朝、Mさんを駅までお見送りしてからパンを買って家に帰り、軽い朝ごはんを食べた後洗濯物をかけながら、先日友人の結婚祝の言葉の代わりに送った江國香織の「いくつもの週末」を読み返しました。私はまだ結婚もしていませんし、でもMさんとはもう随分長い事一緒にいて、だから、この本の状況とはちょっと違うのですが、しかしなんだか感慨深かったです。共感できる部分も、出来ない部分も(当然)あるのですが、相変わらず読んでて気分の良いエッセイでした。読後感がかすかに感傷深いものがあって、それも嫌いじゃないです。まあ、最近の私は何かとつけてほんのちょっと感傷深いのですが。そういう気分の時はそういう気分を楽しんでかみ締めたらいいじゃない、と師匠(=先生)に云われました。ごもっとも。気分をやたらと色々分析せずに、丸呑みしてしまおうと思います。
いくつもの週末 江國香織『いくつもの週末』
Acoustic 感傷に丁度いいくらいのBGM:Everything But the Girl『Acoustic』
Time After Time が聴きたくて買ったCD。いいですね、こういう落ち着いたものも。