室町和久傅でのお食事会…2005.10.29

・・・食いしん坊のための覚書・・・

  • 鱧のあぶりはきく菜と合わせてあったが、味付けはゴマドレッシングのほかにひしおに梅を加えてたような味のするものを固めて細かく刻んでふりかけてあった。この謎の「ふりかけ」と脂の乗ってぶりぶりしている香ばしい鱧(それまで知っていた湯引きのものとは全く違う…)がとてもよく合って何ともいえずおいしかった。
  • 鰹のたたきは恐ろしく脂の乗った鰹(それまでに鰹がこんなに脂ののる魚だとは知らなかった…どちらかというとたたきにすればばさばさ感が増してさらにおいしくなくなる、とまで思っていてあまり好きではなかった…のに!)を大きめのブロックに切ってほんの軽く、脂がくどくなく、香ばしさが出るくらいにあぶってあった。ばりばりにちぎった焼き海苔とからしだけが添えてあった。素材の勝利。驚いた。よくあるメニューなのに未体験の味、だった。載せてあった俎板皿はまるで鮨のげたのような一風変わった形をしており興味深かった。
  • 松茸と牛のすき焼き(風?)は、甘辛いけどべたべたじゃないあっさりした割り下に松茸の薄切りをわしづかみにしてこれでもか、と入れ、香りがぶわっと立った後にいいお肉をほんのちょっとくぐらせて、まだ赤い色が残るうちに供する。何とも控えめなのにないと締まらない、といった感じでほんの少しの七味が使ってあってまた風味がいい。個室で料理人が目の前で作ってくれたので食べ時を逃さず食べられた。

・・・ほかにもいろいろ・・・