世界の中心で、愛をさけぶ(追記)

アマゾンのレヴューで「これは純愛を扱ったのではなく死生観を扱ったものだ」とあって、少しなるほどなあ、と思いました。確かにそう考えると基本的に若い死による喪失感を軸に書かれているともよめる、というかそう読んだ方が解りやすい。であるとしても、美しすぎて、美化しすぎていると私は思います、設定も、表現も。でも死生観を描いた作品と思って手に取ったら私の印象は少し違ったものになっていたかも。この作品はいみじくも「純愛」という言葉で汚されてしまったのかもしれません。明らかなるそのようなプロデュースを感じるし。そこら辺の「操作されてる」若しくは「洗脳されてる」感が嫌悪感を抱かせるのかも。あら、私嫌悪感を抱いているんですね・・・。まあ、いいじゃないですか、300万部も売れたらしいし。(うわーいやみっぽい。)

Eclectic  雨降りに聴くBGM:小沢健二『Eclectic』
秀作、でもないと思いましたが…。しかし雨が降ると「そういえば。」って感じで聴いてしまう。雨が似合う。